1.樽の上部の菰(ワラおよび綱)をハサミで切る。
点線部分の上部のワラおよび綱を切ってしまう。きれいに切り取れない場合は切り取ったフチを中へ巻き込むとかたちが良くなります。切り取った後タルの上にワラくずが残りますのでタオルで切りのぞいてください。 「切る」、「離す」など縁起をかついであまりしたくない場合は上部の菰を閉じている細い綱を外しワラを折り曲げてフチを中へ巻き込みます。 ※「頭まくり」といって菰を巻き込んでおく処理もできます。
2.木槌で鏡(樽の上部のふた)の木目に沿って鏡(樽の上部のふた)を樽の中心にむけて強くたたく。
両端を交互に強くたたいていくとフタの真ん中が浮いてきます。
※タガ(樽に巻かれている竹の輪)を下げる様にいわれていますが、壊す可能性もありますのでさわらない方がいいでしょう。
2−1.右図の赤い矢印の部分(木目の両端)をたたきます。
交互に思い切り良く強すぎると思えるくらいたたくのがコツです。
3.樽の上部のふたが少しういた段階で金へら等のとがった方でふたをこじあける。 うまく上がらない場合もありますが、その時は木目の間(3−1図参照)の部分に金へら等のとがった方を交互に打ち込んでテコの原理で少しづつこじ開けていきます。
3−1.右図の赤い矢印の部分に差し込みます。
当てる場所はフタの木目(板のつなぎ目)の真ん中に合わせます。
4.樽のふたを全部あける。(取り外す)
※ふたを外さずに浮かせておき木槌で叩いて開ける(割る)のでは無く、中心を浮かせたふたに金へらをさして開ける鏡開きの作法もあるそうです。
5.樽のふたをのせる。
樽のふたを全部あけてもう一度樽の上にのせておきます。酒に浮いているワラくずは竹杓で取り除いてください。やくなく、たくさんのワラが浮いた場合には、「茶こし」ですくい取ってください。ふたをのせる時にラップをはさんでおくと酒も跳ねにくくまた鏡割り後のフタの処理が簡単になります。
鏡開きの儀式は紅白のリボンをつけた木槌で樽の上を軽くたたくようにすれば鏡が開いたことになります。(強くたたくと酒がとびます)。披露宴やパーティーなどの場合は、乾杯用としてあらかじめ枡に注ぎ分けた後、鏡開きを行うのが通例